SPECIAL

INTERVIEW01

宮野真守(ツナシ・タクト役)スペシャルインタビュー

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――今まさに宮野さんは試写を観終わったばかりなのですが、率直なところいかがでしたか?
宮野 とにかく圧倒されました。すごく面白かったし、今日改めて、1本の映画となった『スタードライバー THE MOVIE』を観て、僕にとって、「青春」だったんだな、と思いましたね。僕はこの作品で「青春」してたんだな、って。
――タクト自身もそうですけど、彼を演じる宮野さんも「青春」していたわけですね。
宮野 眩しすぎて、タクトの姿を見られなかったですね(笑)。クライマックスに、ワコの「みんなを笑顔にさせるのが、タクトくんの第1フェーズなのかな」ってセリフがあるんですけど、その言葉の通りだなって。タクトはタクトなりに、悩んだりとか落ち込んだりするんですけど、そのすべてが輝かしい。つねに真っ直ぐで、決して後ろ向きにならないんですよね。それを今回の映画で、強く感じました。特にラストのシーンでは、タクトの姿を観ていて、自然と涙がこみ上げてきたんです。タクトの輝きに触れると心が震えて、勝手に涙が出てくる。すごい力を持ってるんだな、と思いましたね。
――新作カットでは、そんなタクトのちょっと成長した姿を見ることができました。
宮野 これまで観たことのない彼らの姿を目にすると、やっぱりドキドキしますね。「わあ!新宿にいるよ!」っていう(笑)。一方でラストシーンも印象的です。彼らの物語はまだこの先にも続いていくんだな、と。「また新しい物語を、彼らは刻んでいくんだな」と思ったら、またもう一度、タクトたちに会いたくなりました。
――タクトたちのこれからが気になりますよね。
宮野 最終話で「これとは違うもっとすごい空をきっと見るさ」と言った、あの「空」があったんですよね。タクトが確信を持って口にする言葉――例えば「僕には見えている」ってセリフだったり、そういう言葉は、僕たち自身の生活においても、すごく大事なメッセージなんじゃないかなって思うんです。魔法を使って願いごとを叶えることはできないけど、願いを強く抱いて行動することが、未来を切り開いていく。その証明になっているんじゃないかな、って。そういうポジティブな力が、最後に出てくる「空」には表れてるんだな、と思いました。
――では最後に、楽しみに待っている方にメッセージをお願いします。
宮野 注目してほしいポイントはいっぱいあるんですけども、最終的にはやっぱり「エンターテインメントだな」と。笑いあり、涙あり、気持ちよく爽やかに、清々しく観終わることのできる映画なので、ぜひみなさんも、この映画を観て、一緒に「青春」してくれたらな、と思います。一緒に青春を謳歌しようぜ!